目でモノが見える仕組み 其の一 人間カメラ
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まずは目における屈折異常の仕組みをみていこうということでした。そのためには、モノが見えるしくみについてまずお話しなければなりません。そもそも、目で見たモノが、目のなかでどのように像を結ぶのか…ちょっと前にお話した目の構造と機能を思い出しながら、カメラに例えれば、角膜が対物レンズ…で、虹彩で明るさを調節、毛様体・毛様小帯が、もう一つの内蔵レンズである水晶体の分厚さを調節することでピントを合わせるということになります。像は硝子体のなかで交差(上下ひっくり返るんです)して網膜に反転して映ります。バッチし映っている状態が「正視」(⇔近視・遠視)です。その情報が電気信号に変換されて視神経へと至るワケ。
因みに、実際に目(網膜)はモノを上下左右を反転してみているけど…大丈夫?…って考えているヒトも(…ってゆうか筆者でした。)いらっしゃるかと思いますが…大丈夫です、脳はその上下左右サカサマの像を普通だと感じているのですから。現像した写真と同じということですね。
…で、脳内でその信号をどう処理・統合するかは、テーマと直接関係しませんが、簡単に触れておきましょう。脳内の現像屋は、【視覚野】。左右の目の網膜は、さらにそれぞれ機能部位を左右に分けることができ、右の部位の情報は左脳へ、左の部位の情報は右脳へと伝達されます。さらに左右の目でも像は異なってくる…すなわち、チョットだけずれた像を複雑に処理・統合することで像を立体的に知覚することができるのです。小さい頃、な~んにもやることがないとき、よく片方の目でモノを見て、こんどはもう片方で見る…というのを繰り返す遊びをしましたよね、あの感覚ですよ。
